KCGT本戦の感想
今回はKCGT本戦に出場出来たので記録として残すつもりで書いていきます。
まずリンクス詳しくない人にKCGTって何かを軽く説明するとコロナの影響で中止になったWCSの代わりに開催される年に一度の世界大会みたいなやつです。世界上位128人に入ると出れます。
頑張ります pic.twitter.com/aOep9TPtQI
— むぎ (@mugiYP) July 15, 2021
1.環境考察
予選突破した時のレポはこちら
約1か月前の予選と比べて環境が大きく変わった点は
・新BOX追加によるエクサビートル→ライノセバス
・新ストラク追加によるガイアの登場
・局所の禁止
の3つだと思います。
まずはライノセバスについてですが対象を取らない破壊でハーピィ相手にはスワローズネストを無視して確実に召喚権を潰せたり、月光のサーベルダンサーを倒せたりとこのカードを採用できるオノマトの対応力がかなり上がりました。サンドラでは素材を能動的に2枚墓地に送れることも唯一無二の役割であり、孤高+雷獣or雷電からレヴィオニアのコストをすぐに用意できるようになりました。結果としてこの2デッキはパワーが上がりシェアも増えていきトップメタに躍り出ました。
次にガイアについてです。走破するガイアによる誘発無視、スキルによる初動の安定性+後続確保、フリチェの破壊という妨害と新時代のトラミッドを思わせるデッキです。またカースオブドラゴンのフィールド破壊効果が炎王やトラミッドへの有利をより揺るぎないものにしています。サンドラに勝ち越せそうな1番マシな選択肢として環境に食い込みました。
最後に局所の禁止についてです。これについては直接的な被害自体は少ないですが局所をケアできる点が高評価だったトラミッドがその優位性を失ったり、代わりにリミ2枠に狡猾を採用するデッキが増えたりと環境を回すことに影響しました。
結論としてオノマトサンドラの2強、次いで不知火ガイア、その下にその他という認識でした。
2.練習したこと
環境考察した内容から予選で使用していたトラミッドは大打撃を受け、且つ環境にサイクロンが大流行していたこともあり本戦でトラミッドを使用することは早めから諦めていました。
そこでいくつか使うデッキとして候補に挙げたのは
・オノマト
・ガイア
・リゾネーター
・WC
です。
オノマトは言わずもがな大本命ですが上手いサンドラに勝ち越せないのが難点
ガイアはオノマト不知火には勝ち越せるもののトップ予想のオノマトに不利なのが微妙
リゾネーターは嚙み合えば最強だがメインギミックでの妨害がなくてパワー不足気味
WCはライノセバスの影響でバウンサーが抜ければワンチャンあるかな読み
まずはリゾネーターを練習していましたが環境の流れに流されていき没に。
次に5DsCup決勝でも使用したWCを練習していましたがバウンサー入りオノマトに全然勝てなくて心折れました。根性が腐るの痛すぎる。
残ったオノマトとガイアは直前まで両方練習していてどっちで出るか決まっていませんでした。
オノマトもオーソドックスな構築からドローの枚数を減らした構築に早めに切り替えてそれなりにいい感触でした。さらにじんかけドローから引いて嬉しいカードとしてウェブフォの採用を早い段階でシッコロくんから提案されていて練習していました。
しかし水曜日のJapanProSeriesでウェブフォ入りの構築が入賞して話題になってしまい賞味期限は切れたかなと思わされる場面が増えました。
そこでウェブフォなしの罠型オノマトにシフトして本番で使用することになりました。
使用した構築やメタゲームについて本当はもっと語りたいですがRW等があるのでこの辺りにしておきます。
練習に付き合ってくれたMUGITY、UNITYの皆さん本当にありがとうございました!
3.当日
1回戦
妖仙獣○
ノーガードエンドで返ってきたのでライノセバス2伏せでビートしてウェブフォケアして勝ち
2回戦
サンドラ×
6ターンでオノマトカード1枚も引けなくて負け
3回戦
リゾネーター○
エクストラ消費させて罠当てて勝ち
4回戦
オノマト×
後手でライノセバス2伏せ相手に手札フルモンで負け
5回戦
オノマト×
後手でライノセバス2伏せ相手に手札フルモンで負け(kinghaloさん)
6回戦
メガリス×
先攻フルモンで相手全部の攻め手持ってて負け
結果2-4と不甲斐ない結果でしたがモンスター0や罠0といった勝ち筋がない手札でしか負けてないので運も悪かったかなと思います。(デッキ選択が正しかったかは諸説ありますが)
4.今後に目指すもの
初めてのKCGTでこのスイスドローを5-1で抜けることの難しさを改めて実感しました。メタゲームを読み切っていると思っていましたが流石に本戦出場者は自分と同じレベルで読んでいる人が多く結果的にあまり差別化出来なかったことが敗因の1つであると考えています。
ただ他の人には見られなかった点もあり同時に自信も得ることが出来たので来年こそは抜けられるように精進します。
何かありましたらTwitterまで教えていただけると幸いです。